下線部の中からまちがいを見つける正誤問題を中心に、入試でねらわれやすい文法・語法の落とし穴を整理する単元です。
だいじな考え方
- 正誤問題でねらわれるのは、たいてい主語と動詞の一致・似た形の単語の取りちがえ・数量表現の使い方の3つです。文全体を訳す前に、まずこの3点を機械的にチェックすると、見つけやすくなります。
- 主語と動詞の一致は、主語の直前にある名詞にだまされやすいです。The number of studentsのような表現では、動詞はstudentsではなく、真の主語であるnumberに合わせます。
- rise(自動詞・上がる)とraise(他動詞・上げる)、lie(自動詞・横になる)とlay(他動詞・置く)のように、形が似ていて意味が近いが、目的語を取るかどうかがちがう動詞は入試で繰り返しねらわれます。
正誤問題は、主語と動詞の一致・似た動詞の取りちがえ・数量表現をまず疑う。
やりかた
- 文の本当の主語をさがし、直前の名詞にだまされていないか確認する
- 動詞が主語の単数・複数と一致しているか確認する
- rise/raise、lie/layのような紛らわしい動詞が、目的語の有無と合っているか確認する
- それでも見つからなければ、時制や比較・関係詞など、これまで学んだ文法の規則に照らして探す
れい
問題: 次の文の下線部から、まちがいを見つけましょう。The number of students who (1)studies abroad (2)have increased (3)in recent years.
- 文の主語は The number(数)であり、直前の students ではない
- Numberは単数扱いなので、動詞はhave increasedではなくhas increasedにする必要がある
- studiesの部分は、students(複数)にかかる関係代名詞節の中の動詞なので、複数形のstudyが正しい形になる
- まちがいは(2)で、has increasedが正しい
答え: (2)。has increased が正しい
つまずきやすいところ
The number of ~ を見て、動詞をof のあとの名詞(複数)に合わせてしまう
The number of ~ の主語はnumberなので、動詞は単数扱いにする(has increased)
raise(他動詞)を自動詞のように目的語なしで使ってしまう(The sun raises.)
「(太陽が)昇る」は自動詞のrise、「(物を)上げる」は他動詞のraiseを使う
たしかめ方
- 動詞を見つけたら、その主語がどの名詞なのかを1つずつ指でたどって確認します。
- 紛らわしい動詞のペア(rise/raise, lie/layなど)を使った文では、目的語があるかどうかを数えて、正しい動詞が選ばれているか確かめます。