複数の話者がやりとりする長めの対話や、まとまった講義形式の音声を、話の流れを見失わずに聞き取る単元です。
だいじな考え方
- 対話では、だれが何を言ったかを話者ごとに区別しながら聞く必要があります。途中で意見が変わることもよくあるので、「最初はどう考えていたか」と「最後にどう考えが変わったか」の両方を追います。
- 講義形式の音声は、First・Next・Finally・In summaryのような話の順番を示す言葉を軸に組み立てられています。この言葉を聞き取れれば、長い音声でも、いま全体のどのあたりを話しているかが分かります。
- 長い音声では、細かい部分を全部覚えようとせず、話者ごとの立場や、話の大きな区切りをメモのように頭の中に残しながら聞くことが大切です。1つの聞き逃しで焦って全体を見失わないようにします。
対話は「最初の意見」と「変化後の意見」、講義は話の区切りの言葉を軸に聞く。
やりかた
- 対話なら、話者ごとにだれの発言かを区別しながら聞く
- 意見や態度が途中で変わっていないか注意する
- 講義なら、First・Next・In summaryなどの言葉で話の区切りを確認する
- 細部を聞き逃しても止まらず、話の大きな流れを優先して聞き続ける
れい
問題: 次のような対話を聞き、Bの最終的な考えを答える形を考えましょう。A: I think we should cancel the trip because of the weather. B: I'm not sure. Let's check the forecast first. (数分後) B: Actually, the forecast looks fine now, so I think we should go as planned.
- Bは最初、判断を保留していた(Let's check the forecast first)
- Actuallyという言葉のあとに、Bの考えが変わったことが示される
- 最終的な発言(forecast looks fine, go as planned)を確認する
- 最初の発言だけで判断せず、最後の発言を優先する
答え: 予定どおり旅行に行くべきだという考え
つまずきやすいところ
話者の最初の発言だけを聞いて、それがそのまま結論だと判断してしまう
途中で意見が変わることがあるので、最後まで聞いてから結論を判断する
講義の中の細かい数字や固有名詞を聞き逃すと、そこで聞くのをあきらめてしまう
細部を聞き逃しても、First・Nextなどの区切りの言葉を頼りに先を聞き続ける
たしかめ方
- 対話であれば、発言をA・Bのように話者ごとに分けて頭の中で並べ直し、最終的な立場を確認します。
- 講義であれば、First・Next・In summaryで区切った内容をつなげ、話の骨組みが1つの流れとして通っているか確かめます。