東アジア・東南アジア・ヨーロッパ・アメリカ大陸など、地域ごとに自然・産業・社会をまとめて総合的に理解する地誌の学び方を学びます。
だいじな考え方
- 東アジアは季節風(モンスーン)の影響を強く受ける気候が特徴で、中国は経済特区を設けて工業化を進め、インドは英語を生かしたICT産業が発達しています。
- 東南アジアの多くの国が加盟するASEANのように、地域協力の枠組みは、その地域が抱える共通の課題や強みから生まれています。
- ヨーロッパでは、アルプス以北で穀物栽培と家畜飼育を組み合わせる混合農業が広く行われています。アメリカ合衆国では、先端産業が集まる西海岸のシリコンバレーと、温暖な工業地域である南部のサンベルトのように、地域によって産業の性格が異なります。
- 資源にめぐまれた地域(西アジアの石油、オーストラリアの鉄鉱石など)は、その資源を軸に経済が発展してきました。ブラジルのコーヒーのように、気候に合った特定の作物が世界的な生産量をほこる例もあります。
地誌は「その地域をまるごと理解する」学び方で、系統地理で学んだテーマ(気候・産業・人口)を、特定の地域にあてはめて総合する。
やりかた
- 取り上げられている地域(東アジア・ヨーロッパ・アメリカなど)を確認する
- その地域の気候・地形の特徴を確認する
- 気候・地形が、農業や工業などの産業にどう結びついているかを考える
- 他の地域と比較して、その地域ならではの特色を整理する
れい
問題: アメリカ合衆国の西海岸に、先端技術産業が集まっている地域を何といいますか。
- アメリカ合衆国の西海岸の位置を確認する
- 先端技術産業が集積する地域の名前を思い出す
- 情報技術関連の企業が多いことを確認する
答え: シリコンバレー
つまずきやすいところ
シリコンバレーとサンベルトを、同じ地域を指す言葉だと混同する
シリコンバレーは西海岸の先端産業の集積地、サンベルトは南部の温暖な工業地域で、位置も産業の性格もちがう
経済特区を、中国全土に共通する制度だと誤解する
経済特区は沿岸部の特定の地域に設けられた、外国企業を誘致するための特別な地区
たしかめ方
- 学んだ地域を1つ選び、気候・産業・特色をつなげて1つの文章で説明できるか確かめる。