これまでに学んだ句形を総復習し、まとまった漢文の読解に使えるようにします。似た形の句形を、意味とセットで区別します。
だいじな考え方
- 「不敢〜」は「〜しようとしない」、「非〜」は「〜ではない」、「無〜」は「〜がない」という意味です。似た否定の形でも、意味のちがいに注意します。
- 「与其A寧B」は「AよりむしろBがよい」という比較・選択、「使AB」は「AにBさせる」という使役、「為A所B」は「AにBされる」という受身を表します。
- 「独〜乎」は反語で、「どうして〜だろうか、いや〜ない」という意味になります。「如何」が文頭にあるときは「どうして」という意味です。
- 「須〜」「猶〜」は再読文字で、それぞれ「すべからく〜べし」「なほ〜ごとし」と読みます。再読文字は2回読むことを忘れないようにします。
似た形の句形は、意味の型(使役・受身・反語など)で整理して覚える。
やりかた
- 文中の句形の型(否定・使役・受身・反語・再読文字)を見分ける
- その型に対応する決まった読み方・意味を当てはめる
- 再読文字があれば、2回読むことを確認する
- 文全体を、日本語として自然に読み直す
れい
問題: 「為人所笑」の句形の意味を答えなさい。
- 「為A所B」の形になっていることに気づく
- この形は受身の句形
- 「人に笑われる」という形にあてはめる
- 意味を答える
答え: 人に笑われる(受身)
つまずきやすいところ
「使AB」(使役)と「為A所B」(受身)を混同する
「使AB」はAがBさせる側、「為A所B」はAがBされる側です
再読文字を1回しか読まない
「須」「猶」などの再読文字は、必ず2回読みます
たしかめ方
- 句形の型を答えたら、対応する決まった読み方・意味とセットになっているか もう一度確認します。
- 書き下し文にした文を声に出して読み、日本語として自然に通じるか見直します。