物語文で、登場人物がだれか、場面がどう変化していくかを追い、直接書かれていない気持ちを推測する単元です。
だいじな考え方
- 物語文では、人物の気持ちが「happy」「sad」のように直接書かれず、行動や表情、せりふから推測させることがよくあります。She looked down and said nothing.(彼女はうつむいて何も言わなかった)からは、悲しみやとまどいが読み取れます。
- 登場人物が複数いるときは、代名詞(he, she, they)がだれを指しているかを場面ごとに確認しないと、話が分からなくなります。名前が出てきたら、その後の代名詞と結びつけながら読みます。
- 物語は時間の流れにそって展開しますが、Then・After that・Suddenly のような時を表す言葉が、場面の変わり目の合図になります。
気持ちが直接書かれていなくても、行動・表情・せりふから推測できる。
やりかた
- 登場人物の名前が出てきたら、その人物と代名詞の対応を確認する
- 行動や表情、せりふに注目し、そこから気持ちを推測する
- Then・Suddenlyなどの言葉で、場面の変わり目を見つける
- 場面ごとの出来事をつなげて、物語全体の展開を整理する
れい
問題: 「Tom opened the letter. His hands were shaking. He read it twice, then smiled and called his mother.」から、Tomの気持ちの変化を読み取りましょう。
- His hands were shaking(手が震えていた)から、緊張や不安が読み取れる
- read it twice(2回読んだ)は、内容をよく確かめようとした様子
- smiled(ほほえんだ)で、気持ちが安心や喜びに変わったことが分かる
- called his mother(母に電話した)は、喜びを人に伝えたい気持ちの表れ
答え: 手紙を開く前は不安だったが、読んで安心し、喜びを母に伝えたくなった
つまずきやすいところ
気持ちを表す言葉が本文に無いからと、気持ちの変化を読み取ろうとしない
行動・表情・せりふから、書かれていない気持ちを推測する
代名詞heやsheが、直前に出てきた人物すべてを指すと思い込む
場面ごとに、その代名詞が具体的にだれを指しているかを確認し直す
たしかめ方
- 推測した気持ちの根拠になる行動や表情の描写を、本文の中から指し示せるか確認します。
- 代名詞が指す人物を、名前に置きかえて読み直しても、話の流れが自然に通るか確かめます。