『史記』などの史伝と、『論語』などの思想書を読みます。諸子百家の考え方のちがいと、句形の意味を組み合わせて読解します。
だいじな考え方
- 『史記』を書いたのは司馬遷です。『論語』に記されているのは孔子の言葉で、孔子は人を思いやる徳である仁を説きました。
- 人はもともと善であるとする性善説を唱えたのは孟子、人はもともと悪であるとする性悪説を唱えたのは荀子です。
- 「無為自然」を説いたのは老子です。法によって国を治めることを説いた思想を法家といい、「矛盾」の故事の出典は韓非子です。
- 句形では、「〜すること勿かれ」は禁止、「豈に〜ずや」は反語を表します。思想家の名前と主張をセットで覚えると、文章の立場が読み取りやすくなります。
思想家の名前と、その中心となる主張をセットで覚える。
やりかた
- 文章に出てくる思想家の名前を確認する
- その思想家の中心となる主張(仁・性善説・無為自然など)を思い出す
- 主張に沿って、文章の内容を読み解く
- 句形(禁止・反語など)があれば、対応する意味を当てはめる
れい
問題: 「無為自然」を説いた思想家を答えなさい。
- 「無為自然」ということばを確認する
- 人為を離れ自然のままであることを尊ぶ考え方だと思い出す
- この思想を説いた人物を考える
- 思想家の名前を答える
答え: 老子
つまずきやすいところ
性善説と性悪説を唱えた人物を反対に覚える
性善説は孟子、性悪説は荀子です
「豈に〜ずや」を、ただの疑問文だと読んでしまう
「豈に〜ずや」は反語で、「〜ではないか、いや〜だ」という強い意味を表します
たしかめ方
- 思想家の名前と主張が正しく対応しているか、もう一度組み合わせを確認します。
- 句形の意味を当てはめた文が、反語なら「〜ではないか」という強調の意味になっているか見直します。