三大随筆(『枕草子』『方丈記』『徒然草』)や、『土佐日記』『更級日記』などの日記文学を読みます。和歌を含む文章の読み方も学びます。
だいじな考え方
- 三大随筆は『枕草子』(清少納言)、『方丈記』(鴨長明)、『徒然草』(兼好法師)です。『土佐日記』は紀貫之、『更級日記』は菅原孝標女が書きました。
- 『枕草子』にみられる、物事を並べて書く章段を類聚章段といいます。「もののあはれ」を重んじる文学理念を説いたのは本居宣長です。
- 『方丈記』に流れる、世の移り変わりを見つめる思想を無常観といいます。『徒然草』は「つれづれなるままに」で始まります。
- 古語の意味は、今のことばとちがうことに注意します。「ゆかし」は「見たい」、「はづかし」は「こちらが恥ずかしくなるほど立派だ」という意味です。
三大随筆の作者と、それぞれの思想的な特徴をセットで覚える。
やりかた
- 作品名から、作者とジャンル(随筆・日記)を思い出す
- 文章に描かれた自然や人事から、作者の考え方(無常観など)を読み取る
- 古語の意味を、現代語とのちがいに気をつけて確かめる
- 和歌が引用されていれば、本文の内容とどう対応しているか考える
れい
問題: 『方丈記』に流れる、世の中が移り変わっていくことを見つめる思想を何といいますか。
- 『方丈記』の作者(鴨長明)を思い出す
- 内容が、家や人の移り変わりを描いていることを思い出す
- この見方を表す言葉を考える
- 思想の名前を答える
答え: 無常観
つまずきやすいところ
『枕草子』と『方丈記』の作者を反対に覚える
『枕草子』は清少納言、『方丈記』は鴨長明が書きました
古語「ゆかし」を「奥ゆかしい」という今の言葉と同じ意味で読む
古語の「ゆかし」は「見たい」という意味です
たしかめ方
- 作品名・作者・思想的な特徴を、セットで言えるか もう一度確かめます。
- 古語の意味を答えたら、現代語訳と見くらべて合っているか見直します。