不定詞と動名詞の意味のちがいと、それぞれの動作をだれがするのかを示す「意味上の主語」の付け方を学ぶ単元です。
だいじな考え方
- 不定詞(to do)はこれから先のこと・1回きりのこと、動名詞(doing)はすでにしたこと・くり返し行われることを表す傾向があります。remember to call(電話することを覚えている=未来)と remember calling(電話したことを覚えている=過去の記憶)では意味がまったくちがいます。
- 不定詞の動作をするのが文の主語と別の人のときは、意味上の主語を for + 人 で不定詞の前に置きます。It is important for you to study.(あなたが勉強することが大切だ)のように使います。人を評価する形容詞(kind, nice など)のときは of を使います。
- 動名詞の動作をするのが文の主語と別の人のときは、その人を所有格(または目的格)にして動名詞の前に置きます。I don't mind his coming late.(彼が遅れて来ても気にしません)のようにします。
不定詞は for/of + 人、動名詞は所有格(目的格) + 人 で、意味上の主語を作る。
やりかた
- 未来・1回きりのことなら不定詞、すでにしたこと・くり返しなら動名詞を選ぶ
- 動作をするのが文の主語と同じか別かを確認する
- 別の人なら、不定詞は for(人を評価する語ではof)+人、動名詞は所有格(目的格)+人を前に置く
- 全体を読み、意味上の主語と動詞の動作主が合っているか確認する
れい
問題: 「あなたがこの本を読むことは大切です」を英語にしましょう。
- 「大切だ」という評価を先に It is important で言う
- 「あなたが読むこと」は不定詞で表す
- 意味上の主語は for you
- It is important for you to read this book. の形になる
答え: It is important for you to read this book.
つまずきやすいところ
remember to do と remember doing を同じ意味だと思い込む
remember to do は「これからすることを覚えている」、remember doing は「したことを覚えている」で意味がちがう
意味上の主語を、常にfor+人で作ってしまう(It is kind for you to help me.)
人の性質を評価する形容詞のときはof+人を使う(It is kind of you to help me.)
たしかめ方
- 不定詞・動名詞のどちらを選んだか、その文が「これから」の話か「すでにした」話かを日本語に訳して確かめます。
- 意味上の主語を置いた文で、「だれが」「何をする(した)のか」の関係が正しく伝わるか読み直します。