漢文を日本語として読むための句形の基礎を学びます。返り点・再読文字・使役・受身・反語といった、漢文特有の言い回し(句形)を覚えます。
だいじな考え方
- 漢文を日本語の順で読むための符号を返り点といいます。1字返るレ点、2字以上返る一二点、一二点をまたいでさらに返る上下点があります。
- 漢字だけで書かれた原文を白文、白文に訓点を付けたものを訓読文といいます。
- 「未・将・当・応・須・猶・宜」の7字は再読文字といい、2度読みます。この7つは覚えるしかありません。
- 「使AB」はAにBさせる使役、「為A所B」はAにBされる受身、「豈〜乎」は反語を表す句形です。「而」のように読まずに置く字を置き字といいます。
再読文字は1字を2回、句形は決まった読み方とセットで覚える。
やりかた
- 返り点(レ点・一二点・上下点)にそって、読む順を確かめる
- 再読文字があれば、1回目・2回目の読み方をあてはめる
- 「使」「為」「豈」などの句形の型を見つけ、対応する意味を当てはめる
- 置き字は読まずに、意味だけを受け取る
れい
問題: 「使民戦」の「使」を含む句形の意味を答えなさい。
- 「使AB」の形になっていることに気づく
- 使役の句形だと分かる
- 「Aに(を)Bさせる」の形にあてはめる
- 意味を答える
答え: 民衆を戦わせる(使役)
つまずきやすいところ
再読文字を1回しか読まない
再読文字は必ず2回読みます
白文と訓読文を反対に覚える
漢字だけのものが白文、訓点をつけたものが訓読文です
たしかめ方
- 返り点にそって読んだ順番を、指で字をたどりながら もう一度確かめます。
- 句形の意味を当てはめた書き下し文が、日本語として自然に読めるか見直します。