筆者が読者に伝えたい考えを主張といいます。主張を支える根拠や、説得のための工夫を読み取り、うのみにせず考える力をつけます。
だいじな考え方
- 筆者が読者に伝えたい考えを主張、主張を支える事実やデータを根拠といいます。主張だけでは説得力が弱く、根拠があってはじめて信頼できます。
- 主張と根拠のつながりを論理といいます。根拠が具体的でないと、主張の説得力がなくなります。
- 筆者があえて反対の意見を示すのは、主張を強めるためです。反対の意見を先に出してから打ち消すことで、自分の考えがより強く伝わります。
- 主張は、文章の最後に書かれやすい位置です。読み手は、主張をそのまま信じるのではなく、根拠が正しいかを考えながら読む(批判的に読む)ことが大切です。
主張だけでなく、それを支える根拠を確かめながら読む。
やりかた
- 筆者がくり返し述べている考え(主張)をさがす
- 主張を支えている事実やデータ(根拠)を見つける
- 反対意見が出てきたら、それが主張を強めるためのものか考える
- 根拠が具体的で、主張とつながっているか確かめる
れい
問題: 「読書は大切だ。なぜなら、読書によって語彙が増え、考える力が育つからだ。」の主張と根拠を答えなさい。
- 筆者の考えの部分をさがす
- 「読書は大切だ」が主張
- 「なぜなら」のあとをさがす
- 「語彙が増え、考える力が育つ」が根拠
答え: 主張「読書は大切だ」、根拠「語彙が増え、考える力が育つから」
つまずきやすいところ
主張をそのまま正しいと信じて、根拠を確かめない
根拠が具体的で、主張とつながっているかを確かめながら読みます(批判的に読む)
反対意見が出てきたら、筆者の考えが変わったと思う
反対意見は、多くの場合そのあとで打ち消され、主張を強めるために使われます
たしかめ方
- 見つけた根拠が、本当に主張を支える内容になっているか、つながりを確認します。
- 主張に対する自分の考えを、理由をそえて書けるか たしかめます。