物語で作者が最も伝えたいことを主題といいます。人物像の変化や、あるものが別の意味を表す象徴に注目して、主題を読み取ります。
だいじな考え方
- 物語で作者が最も伝えたいことを主題といいます。主題は、あらすじ(出来事の流れ)とはちがうものです。
- 主題をつかむために注目するのは、人物の変化です。物語の初めと終わりで、人物がどう変わったかを見ます。
- 物語で、あるものが別の意味を表すことを象徴といいます。たとえば「風船」が「自由」を表すように使われることがあります。
- 主題は、はっきりと文章に書かれていることは多くありません。山場の場面(人物が大きく変わるところ)や、結末から考えます。同じ物語でも、読む人によって主題のとらえ方が変わることがあります。
あらすじではなく、人物の変化から主題を考える。
やりかた
- 物語の初めの人物の様子をつかむ
- 山場で何が起こったかをつかむ
- 結末で人物がどう変わったかを見る
- その変化から、作者が伝えたいことを考える
れい
問題: いじわるだった主人公が、友達を助けたことをきっかけに、やさしくなって物語が終わる。この物語の主題を答えなさい。
- 初めの人物の様子をつかむ(いじわる)
- 山場のできごとをつかむ(友達を助けた)
- 結末の人物の様子をつかむ(やさしくなった)
- この変化から作者の伝えたいことを考える
答え: 人を思いやる心の大切さ
つまずきやすいところ
主題を、物語のあらすじ(出来事の説明)と同じに考えてしまう
あらすじは出来事、主題は作者が伝えたい考えです。よくありません
象徴として使われているものを、ただの小道具として読みとばす
くり返し出てくるものは、別の意味を表す象徴かもしれないと考えます
たしかめ方
- まとめた主題が、あらすじの説明になっていないか見直します。
- 人物の変化(初め→山場→結末)を短く言えるか、もう一度たしかめます。