『枕草子』などの古文と、『論語』などの漢文に触れます。漢文を日本語として読むための、返り点や書き下し文のきまりを覚えます。
だいじな考え方
- 古語には、今のことばと形は同じでも意味がちがうものがあります。「うつくし」は「かわいらしい」、「をかし」は「趣がある」という意味です。
- 漢文を日本語の順に読むための印を返り点といいます。1字だけ返って読む印をレ点、2字以上返って読む印を一二点といいます。
- 漢字だけで書かれたもとの漢文を白文、返り点や送りがなをつけたものを訓読文、日本語の文として書き直したものを書き下し文といいます。
- 『論語』にまとめられているのは孔子のことばです。『枕草子』は清少納言、『おくのほそ道』は松尾芭蕉、『源氏物語』は紫式部が書きました。
返り点は、下から上へ返って読む合図。
やりかた
- レ点があれば、その字のすぐ下から1字上に返って読む
- 一二点があれば、一のついた字を先に読み、二のついた字にもどる
- 訓点にそって読んだ順を、日本語の文(書き下し文)にする
- 作品名と作者・登場人物をあわせて覚える
れい
問題: 「学」レ「思」の順で読むとき、どちらを先に読みますか。
- レ点は1字だけ返って読む印
- 「思」のあとにレ点がついている
- レ点の下の字を先に読む
- 「思」を先に読み、「学」にもどる
答え: 思
つまずきやすいところ
一二点とレ点の役目を混同する
レ点は1字だけ、一二点は2字以上へだてて返るときに使います
古語の「うつくし」を今の「美しい」と同じ意味だと思う
古語の「うつくし」は「かわいらしい」という意味です
たしかめ方
- 返り点にそって読んだ順番を、指で字をたどりながら確かめます。
- 書き下し文にしたとき、日本語として意味が通る文になっているか読み直します。