文章を正しく読むには、確かめられる事実と、筆者の意見とを区別することが大切です。事実と意見の見分け方を身につけます。
だいじな考え方
- 事実は、実際に確かめられることがらです。「雨が降った」のように、だれが見ても同じ答えになります。
- 意見は、筆者の考えです。「雨が降ってよかったと思う」のように、人によって考えがちがうことがあります。
- 事実と意見を見分ける手がかりは、文末にあります。「〜だ」「〜である」は事実のことが多く、「〜と思う」「〜べきだ」は意見です。
- 説得力のある文章では、意見のあとに、それを支える事実(根拠)が書かれています。事実がともなわない意見は、説得力が弱くなります。
文末を見て、事実か意見かを見分ける。
やりかた
- 文の終わりの表現(文末)に注目する
- 「〜だ」「〜である」なら事実の可能性を考える
- 「〜と思う」「〜べきだ」なら意見だと判断する
- 意見には、それを支える事実(根拠)がないか探す
れい
問題: 「今年の夏は雨が多かった。だから、水不足の心配は少ないと思う。」から、事実の文と意見の文を分けなさい。
- 1文目の文末「〜多かった」を見る
- 確かめられることがらであり、事実
- 2文目の文末「〜と思う」を見る
- 筆者の考えであり、意見
答え: 事実「今年の夏は雨が多かった」、意見「水不足の心配は少ないと思う」
つまずきやすいところ
「〜と考えられている」のような表現を、事実だと思いこむ
だれの考えかがはっきりしない表現も、多くは意見にあたります
意見だけを読んで、それを支える事実(根拠)を確かめない
意見には、必ずそれを支える事実がないか、前後を読んで確かめます
たしかめ方
- 見分けた事実の文が、本当にだれが読んでも同じ答えになるか、もう一度確かめます。
- 意見の文に、対応する根拠(事実)が近くにあるかをさがし、説得力があるか見直します。