文章全体で筆者がいちばん伝えたい考えを要旨といいます。要旨をつかむには、キーワードと、筆者の考えを支える根拠の関係を読み取ります。
だいじな考え方
- 文章全体で筆者が最も伝えたい考えを要旨といいます。段落ごとの内容をまとめた要約とはちがい、要旨は筆者の考えそのものです。
- 要旨をつかむとき、注目するのは最初と最後の段落です。多くの文章で、筆者の考えはこの部分に表れます。
- 何度もくり返される言葉をキーワードといいます。くり返されるのは、それが大事だからです。
- 「〜べきだ」のような文末には、筆者の考えが表れやすいです。事実と意見のうち、要旨をまとめるときは意見を中心にします。
最初と最後の段落、くり返されることばに注目する。
やりかた
- 最初と最後の段落を、くわしく読む
- 何度もくり返されることば(キーワード)を見つける
- 「〜べきだ」のような、意見を表す文末をさがす
- 見つけた考えを支える根拠(理由)を確かめる
れい
問題: 「本を読むことは大切だ。……このように、本を読む習慣は一生の財産になるべきだ。」から、要旨を答えなさい。
- 最初と最後の文に注目する
- どちらにも「本を読むこと」の大切さが書かれている
- 「〜べきだ」という意見の文末を確認する
- くり返されている考えをまとめる
答え: 本を読む習慣を身につけるべきだということ
つまずきやすいところ
要旨を、文章の途中に出てくる具体例だと思ってしまう
具体例は根拠の一部です。要旨は、それらが支える筆者の考えそのものです
要旨と要約を同じものだと考える
要旨は筆者の考え、要約は文章の内容をまとめたものです
たしかめ方
- まとめた要旨が、文章の最初と最後に書かれている考えと一致しているか見直します。
- 見つけたキーワードが、要旨の中にも自然に入っているか確かめます。