敗戦後の戦後改革から、高度経済成長を経て現代にいたるまでの日本の歩みを学びます。
だいじな考え方
- 1945年の敗戦後、日本は連合国軍の占領下で、日本国憲法の制定、農地改革、財閥解体などの戦後改革を行い、民主的な国づくりを進めました。
- アメリカとソ連という2つの大国が、直接戦火を交えずに対立した状態を冷戦といいます。冷戦の影響で、日本は1951年のサンフランシスコ平和条約で独立を回復し、同時に日米安全保障条約を結びました。
- 1950年代半ばから1970年代初めにかけて、日本は高度経済成長とよばれる急速な経済発展をとげ、国民の生活水準は大きく向上しました。1964年には東京オリンピックが開かれています。
- 1973年の石油危機によって高度経済成長は終わりを迎え、その後、日本経済は安定成長の時期に入りました。
戦後改革は「二度と戦争をしない、民主的な国にする」という目的で1つにつながっている。
やりかた
- できごとが戦後改革・高度経済成長・その後のどの時期かを確認する
- できごとの原因(占領政策・冷戦・石油危機など)を確認する
- できごとの結果、日本社会がどう変わったかを整理する
- 世界の動き(冷戦など)と、日本国内の動きを結びつけて考える
れい
問題: 1973年の石油危機は、日本経済にどのような影響をあたえましたか。
- 石油危機がいつ、なぜ起きたかを確認する
- 石油の価格が急上昇したことで、原材料費や物価が上がったことを考える
- それまで続いていた高度経済成長が終わったことを結びつける
答え: 石油の価格が急上昇して物価が上がり、それまで続いていた高度経済成長が終わるきっかけとなった
つまずきやすいところ
高度経済成長が始まった時期を、戦後すぐだと思いこむ
高度経済成長は1950年代半ばから始まった時期で、戦後改革が一段落したあとにあたる
サンフランシスコ平和条約で日本が国際連合に加盟したと誤解する
日本の国際連合加盟は1956年で、平和条約による独立回復とは別のできごと
たしかめ方
- 1945年の敗戦から1970年代までの主なできごとを、年代の古い順に並べて説明できるか確かめる。