第一次世界大戦・第二次世界大戦が起きた背景と、その間に日本で広がった大正デモクラシー、そして戦時体制への移り変わりを学びます。
だいじな考え方
- 1914年に始まった第一次世界大戦は、ヨーロッパの列強どうしの対立から起こり、世界規模の戦争になりました。戦後、国際協調を目的に国際連盟が発足しましたが、アメリカは参加しませんでした。
- 大正時代の日本では、普通選挙運動など、民主主義を求める大正デモクラシーの風潮が広がり、1925年に25歳以上の男子に選挙権をあたえる普通選挙法が成立しました。同時に、社会主義を取りしまる治安維持法も定められました。
- 1929年に始まった世界恐慌は、各国の経済に大きな打撃をあたえました。景気の回復をめぐり、ブロック経済を進める国と、軍事力で勢力を広げようとする国とに分かれていきました。
- 日本は満州事変をきっかけに国際的な孤立を深め、日中戦争、そして太平洋戦争へと進み、国民生活を戦争優先にする戦時体制が敷かれました。
大きな戦争のあとには、その反省から新しい国際的なしくみ(国際連盟など)が作られるが、それだけでは次の対立を防げないこともある。
やりかた
- できごとが第一次世界大戦・戦間期・第二次世界大戦のどの時期かを確認する
- 対立の当事国と、その原因を確認する
- 日本国内の動き(大正デモクラシー・戦時体制など)を、世界の動きと合わせて考える
- できごとの結果、国際関係や国内の政治がどう変わったかを整理する
れい
問題: 1925年に成立した普通選挙法の内容と、同時に定められた法律を答えなさい。
- 普通選挙法の内容(選挙権の資格)を確認する
- それまでの選挙権に納税額の制限があったことを思い出す
- 民主化と同時に、社会主義を取りしまる動きもあったことを確認する
答え: 25歳以上のすべての男子に選挙権をあたえる法律で、同時に治安維持法が定められた
つまずきやすいところ
国際連盟と国際連合を同じ組織だと混同する
国際連盟は第一次世界大戦後、国際連合は第二次世界大戦後に作られた別の組織
普通選挙法によって、女性にも選挙権があたえられたと誤解する
1925年の普通選挙法で選挙権が認められたのは満25歳以上の男子のみで、女性の参政権は戦後まで待つ必要があった
たしかめ方
- 第一次世界大戦から太平洋戦争までの主なできごとを、年代の古い順に3つ以上並べて説明できるか確かめる。