市場での価格の決まり方、企業のはたらき、そして政府が行う財政の役わりを学びます。
だいじな考え方
- 市場経済では、商品を買いたい量(需要)と売りたい量(供給)の関係によって価格が決まります。需要が供給を上回れば価格は上がり、供給が需要を上回れば価格は下がります。
- 企業は、利潤(もうけ)を目的に生産活動を行います。株式会社では、株主総会が最高意思決定機関であり、株主は出資額に応じた責任(有限責任)を負います。
- 日本銀行は「銀行の銀行」「発券銀行」として、景気を調整する金融政策を行います。政府は税金を集め、それを使って公共サービスを提供する財政政策を行います。
- 税には、税を負担する人と納める人が同じ直接税(所得税など)と、異なる間接税(消費税など)があります。所得が多いほど税率が高くなるしくみを累進課税といい、所得の格差を小さくするはたらきがあります。
価格はだれかが決めているのではなく、需要と供給のバランスによって自然に決まっていく。
やりかた
- 価格の変化について、需要側・供給側どちらの変化が原因かを考える
- 企業・家計・政府のうち、どの経済主体の活動かを確認する
- 税が直接税か間接税か、その特徴を確認する
- 政策(金融政策・財政政策)が、景気を良くする方向か抑える方向かを考える
れい
問題: ある商品の人気が高まり、需要が供給を上回りました。この商品の価格はどうなりますか。
- 需要と供給の関係を確認する
- 需要が供給を上回る場合、買いたい人が多く売り手が少ない状態
- 買いたい人どうしの競争で、価格が上がる
答え: 価格は上がる
つまずきやすいところ
直接税と間接税を、税率の高さのちがいだと誤解する
直接税は負担する人と納める人が同じ、間接税はちがう、という納め方のちがいで分類される
累進課税を、全員が同じ金額を払うしくみだと思いこむ
累進課税は、所得が多い人ほど税率(割合)が高くなるしくみで、所得の格差を縮める役わりがある
たしかめ方
- 消費税と所得税を例に、直接税と間接税のちがいを自分の言葉で説明できるか確かめる。