生態系のつり合いと、人間の活動が引き起こす環境問題、持続可能な社会について学ぶ単元です。
だいじな考え方
- 生態系の中では、生産者・消費者・分解者が食物連鎖でつながり、数のつり合いが保たれています。人間の活動は、このつり合いに大きなえいきょうをあたえます。
- 外国から持ちこまれた外来生物が、もとからその土地にいた在来生物を食べたり、すみかや食べ物をうばったりすることで、生態系のつり合いをくずすことがあります。
- 農薬などの分解されにくい物質が、食物連鎖を通じて上位の生物ほど高い濃度でたまっていく現象を生物濃縮といいます。小さな生物が体内に取りこんだ物質を、より大きな生物が食べることで、濃縮がくり返されるためです。
- 石油や石炭などの化石燃料の大量使用は、温室効果ガスをふやし、地球温暖化を進めると考えられています。かぎりある資源に頼らず、太陽光や風力などの再生可能エネルギーを活用し、環境を守りながら発展を続ける社会を、持続可能な社会といいます。
上位の生物ほど、生物濃縮された物質の濃度が高くなる。
やりかた
- 環境問題の原因が、人間のどのような活動によるものかを確認する
- 生態系への影響を、食物連鎖のつながりにそって考える
- 生物濃縮の問題では、食物連鎖の上位ほど濃度が高いことを使う
- 解決策として、資源の使い方や再生可能エネルギーの利用を考える
れい
問題: ある池で、農薬をふくむ水が流れこんだ。プランクトン、それを食べる小魚、小魚を食べる大きな魚の体内の農薬の濃度は、どのような順になると考えられますか。
- 生物濃縮では、食物連鎖の上位ほど濃度が高くなる
- プランクトン→小魚→大きな魚の順に、食べる側が上位になる
答え: プランクトンが最も低く、大きな魚が最も高い濃度になる
つまずきやすいところ
外来生物は、在来生物と共存するだけで害はないと思ってしまう
外来生物が在来生物を食べたり、すみかをうばったりして、もとの生態系のつり合いをくずすことがあります
再生可能エネルギーを使えば、環境問題がすべて解決すると考えてしまう
再生可能エネルギーは有効な対策の1つですが、資源の使い方全体を見直すことも必要です
たしかめ方
- 食物連鎖の図をかき、上位の生物ほど濃度が高くなっているかを確かめます。
- 環境問題の原因と対策が、きちんと対応しているか(原因を減らす対策になっているか)を見直します。