体をつくる細胞分裂と、生殖細胞をつくる減数分裂、有性生殖と無性生殖を学ぶ単元です。
だいじな考え方
- 生物が成長するとき、体の細胞がふえるのは体細胞分裂によります。分裂の前に染色体が複製され、それが2つの細胞に等しく分けられるので、分裂後の細胞も、もとの細胞と同じ数・同じ内容の染色体をもちます。
- 生殖には2種類あります。無性生殖は、親の体の一部から新しい個体ができるふえ方で、子は親とまったく同じ染色体をもちます(ジャガイモの栄養生殖、ミカヅキモの分裂など)。
- 有性生殖は、卵や精子などの生殖細胞が受精してふえるふえ方です。生殖細胞は減数分裂でつくられ、染色体の数がもとの細胞の半分になります。受精によって卵と精子の染色体が合わさるので、もとの数にもどり、さらに両親それぞれの特ちょうが混ざった、多様な子ができます。
減数分裂で半分になった染色体は、受精でもとの数にもどる。
やりかた
- 体細胞分裂か減数分裂かを見分ける(ふえるための分裂か、生殖細胞をつくる分裂か)
- 体細胞分裂なら、分裂後も染色体の数は変わらないと考える
- 減数分裂なら、染色体の数がもとの半分になると考える
- 受精のときは、卵と精子の染色体数を足し合わせて、体細胞の染色体数を求める
れい
問題: ある動物の体細胞には、染色体が8本ある。この動物の卵と精子には、それぞれ染色体が何本ありますか。また、受精後にできる受精卵には何本ありますか。
- 卵や精子は減数分裂でつくられ、染色体数は体細胞の半分になる
- 8÷2=4
- 受精で卵と精子の染色体が合わさるので、もとの数にもどる
- 4+4=8
答え: 卵・精子はそれぞれ4本、受精卵は8本
つまずきやすいところ
減数分裂も体細胞分裂も、染色体の数の変化は同じだと思ってしまう
体細胞分裂では染色体数は変わらず、減数分裂では半分になります
無性生殖でも、子の染色体は親と少しちがうと考えてしまう
無性生殖の子は、親の体の一部がそのまま増えたものなので、染色体は親とまったく同じです
たしかめ方
- 求めた卵と精子の染色体数を足し合わせ、受精卵の染色体数(体細胞と同じ数)になるか確かめます。
- 無性生殖と有性生殖、それぞれの子の見た目が、親とどれくらい似ているかを比べて確かめます。