小説の出来事のつながり(筋)、時代背景、人物像を読み取ります。伏線や地の文など、小説ならではの書き方にも注目します。
だいじな考え方
- 小説で、出来事のつながりのことを筋といいます。対立が高まりきったあと解決へ向かう部分を結末といいます。
- 作品が書かれた時代の背景を時代背景といいます。時代背景を知ると、登場人物の行動の意味が分かりやすくなります。
- 登場人物の性格を、行動や会話から読み取ることを人物像の把握といいます。主人公と対立する人物を対立人物といいます。
- 小説の中で、あとの出来事をほのめかす書き方を伏線といいます。会話文以外の、語り手の言葉を地の文といいます。作者が自分の体験をもとに書いた小説を私小説といいます。
伏線は、あとで意味が分かるようにあらかじめ置かれている。
やりかた
- 出来事の流れ(筋)を、時間の順に整理する
- 登場人物の行動・会話から、性格(人物像)を読み取る
- あとの展開とつながりそうな、小さな描写(伏線)に印をつける
- 地の文と会話文を区別し、語り手の説明と人物の発言を分ける
れい
問題: 物語の前半で「彼はいつも傘を持ち歩いていた」と書かれ、後半で急な雨から友人を助ける場面がある。この前半の描写を何といいますか。
- 前半の描写が、後半の出来事に関係している
- あらかじめ置かれた手がかりだと気づく
- 読み返すと意味がつながる
- これは伏線
答え: 伏線
つまずきやすいところ
伏線を、単なる細かい説明だと読みとばす
前半の小さな描写が、あとの出来事とつながることがあります
地の文と会話文を区別せずに、だれの言葉か混同する
かぎかっこの中は会話文、それ以外は語り手の地の文です
たしかめ方
- 見つけた伏線が、実際に後半のどの出来事とつながっているか、指させるか たしかめます。
- 人物像をまとめたら、その根拠となる行動や会話を本文で示せるか見直します。