江戸時代に発達した交通・産業のしくみと、上方・江戸でそれぞれ栄えた町人文化を学びます。
だいじな考え方
- 江戸を起点とする五街道が整備され、参勤交代や物資の輸送に利用されました。大阪は諸藩の年貢米や特産物が集まったことから「天下の台所」とよばれました。
- 産業の発達により、経済的な力をたくわえた町人が文化のにない手となりました。17世紀末、上方(京都・大阪)を中心に栄えた文化が元禄文化です。
- 19世紀初め、政治や経済の中心地となった江戸を中心に栄えた文化が化政文化です。浮世絵や俳諧、川柳などが庶民の間に広まりました。
- 蘭学(オランダを通じた西洋の学問)や国学が発達し、伊能忠敬による日本地図の作成など、実用的な学問も進みました。寺子屋では庶民の子どもが読み書きを学びました。
文化の中心地は、その時代に経済力をもっていた場所と重なる。元禄は上方、化政は江戸。
やりかた
- その文化・作品が元禄文化か化政文化かを、栄えた時期(17世紀末か19世紀初めか)で区別する
- 文化が栄えた場所(上方か江戸か)を確認する
- 産業・交通の発達が、なぜ文化の発展を支えたのかを考える
- 学問(蘭学・国学など)がどんな成果を生んだかを整理する
れい
問題: 元禄文化と化政文化は、それぞれどこを中心に栄えましたか。
- 元禄文化が栄えた時期(17世紀末)を確認する
- 化政文化が栄えた時期(19世紀初め)を確認する
- それぞれの中心地を対応させる
答え: 元禄文化は上方(京都・大阪)、化政文化は江戸を中心に栄えた
つまずきやすいところ
元禄文化と化政文化の中心地を逆に覚える
元禄は「上方」、化政は「江戸」と、時期の古さと合わせてセットで覚える
蘭学を、オランダの学問をそのまま取り入れたものだと誤解する
蘭学は、オランダ語の書物を通じて西洋の医学・科学などの知識を学ぶ学問
たしかめ方
- 松尾芭蕉・歌川広重・杉田玄白など、江戸時代に活やくした人物を1人選び、その人物がどの文化・分野で活やくしたか説明できるか確かめる。