日本列島の山地・河川・平野の特色と、地域によって異なる気候区分を学びます。
だいじな考え方
- 日本列島の中央部には、地質の境目であるフォッサマグナが南北に走っており、これを境に地形の特色が変わります。国土の約4分の3が山地で、平野は限られています。
- 川が山地から平地に出るところには扇状地、河口には三角州ができます。どちらも川の流れの速さが変わることで、運ばれた土砂が積もってできる地形です。
- 日本海側は冬に北西の季節風の影響で雪や雨が多く、太平洋側は夏に南東の季節風の影響で雨が多くなります。同じ日本でも、地域によって気候が大きく異なります。
- 東北地方の太平洋側では、夏に「やませ」という冷たく湿った風が吹くと、稲が十分に育たない冷害が起こることがあります。
扇状地と三角州は、どちらも川がつくる地形だが、できる場所と土砂のつぶの大きさがちがう。
やりかた
- 調べたい場所が、日本列島のどこ(太平洋側・日本海側など)にあるかを確認する
- 周辺の地形(山地・平野・川)を確認する
- 季節風の向きと、それが山地にぶつかるかどうかを考える
- 気候の特色(雪が多い・晴れが多いなど)を、地形と季節風から説明する
れい
問題: 日本海側の地域で、冬に雪が多く降る理由を説明しなさい。
- 冬の季節風の向き(北西)を確認する
- 季節風が日本海の上を通るときに水分をふくむことを確認する
- 山地にぶつかって上昇し、雪となって降ることを結びつける
答え: 冬の北西の季節風が日本海の上で水分をふくみ、山地にぶつかって上昇して雪を降らせるから
つまずきやすいところ
扇状地と三角州を、できる場所を逆にして覚える
扇状地は山地から平地に出るところ、三角州は川が海に出る河口にできる
季節風の向きを、夏と冬で同じだと思いこむ
冬は北西、夏は南東というように、季節によって吹く向きが変わる
たしかめ方
- 日本地図を見ながら、日本海側と太平洋側で、それぞれ夏と冬にどんな天気になるかを説明できるか確かめる。