原子・分子の考え方と、それらの数をそろえて書く化学反応式を学ぶ単元です。
だいじな考え方
- 物質は原子という小さな粒でできています。化学変化が起きても、原子はそれ以上分かれたり、新しくできたり、消えたりしません。原子の種類と数は、反応の前後で変わらないのです。
- いくつかの原子が結びついた粒を分子といいます(例:水分子H2Oは、水素原子2個と酸素原子1個からなる)。
- 化学反応式は、反応前の物質(左側)と反応後の物質(右側)を、原子の記号と数で表したものです。左側と右側で、原子の種類と数を等しくするために、化学式の前に係数(小さい数字)をつけて調整します。
- 1種類の物質が2種類以上に分かれる反応を分解、2種類以上の物質が結びついて別の1種類になる反応を化合といいます。
反応の前後で、原子の種類と数は変わらない。
やりかた
- 反応前と反応後の物質を、化学式で書き出す
- 左右それぞれの原子の種類と数を数える
- 数が合っていない原子があれば、化学式の前に係数をつけて調整する
- すべての原子の種類と数が、左右で等しくなるまでくり返す
れい
問題: 水素と酸素が反応して水ができる化学反応式を完成させなさい。H2 + O2 → H2O
- 左側:H原子2個、O原子2個。右側:H原子2個、O原子1個
- O原子の数が合っていないので、右側のH2Oを2個にする:H2 + O2 → 2H2O
- すると右側はH原子4個、O原子2個になり、今度は左側のH原子が足りない
- 左側のH2を2個にする:2H2 + O2 → 2H2O。左右ともH原子4個、O原子2個で一致する
答え: 2H2+O2→2H2O
つまずきやすいところ
数を合わせるために、化学式の中の小さい数字(H2Oの2など)を書きかえてしまう
化学式そのものは変えず、式の前につける係数だけで数を調整します
分解と化合を、どちらも「物質が変わること」として区別せずに使ってしまう
1つが複数に分かれるのが分解、複数が1つになるのが化合です。反応の向きで見分けます
たしかめ方
- 完成した反応式の左右で、原子の種類ごとに数を数え直し、すべて一致しているか確かめます。
- 係数をすべて同じ数でわれる場合は、もっとも簡単な整数比になっているかも確認します。