消化酵素のはたらき、血液の循環、呼吸のしくみを学ぶ単元です。
だいじな考え方
- 消化液には消化酵素がふくまれ、それぞれ決まった養分にしかはたらきません。だ液のアミラーゼはデンプンを麦芽糖に、胃液のペプシンはタンパク質を分解し、すい液は脂肪やタンパク質にはたらきます。決まった相手にしかはたらかないので、複数の消化液が順番にはたらいて、養分を吸収できる小さな粒に変えていきます。
- 血液は心臓のはたらきで全身をめぐります。心臓から肺へ行き、肺から心臓にもどる肺循環と、心臓から全身へ行き、心臓にもどる体循環があります。酸素を多くふくむ血液を動脈血、酸素が少ない血液を静脈血といいます。
- 呼吸では、肺の肺胞で、血液中の二酸化炭素と、吸いこんだ空気中の酸素が交かんされます。肺胞が小さな部屋にたくさん分かれているのは、表面積を大きくし、ガス交かんを効率よく行うためです。
消化酵素は、決まった養分にしかはたらかない。
やりかた
- デンプン・タンパク質・脂肪のどれを分解する反応かを確認する
- その養分にはたらく消化酵素(アミラーゼ・ペプシンなど)を考える
- 血液の流れる問題では、肺循環か体循環かを見分ける
- 動脈血・静脈血は、酸素の多さで判断する(肺静脈と肺動脈は例外なので注意)
れい
問題: デンプン溶液を2本の試験管に分け、一方にだ液を、もう一方に水を同量加えて体温近くの湯にひたした。数分後、それぞれにヨウ素液を加えたところ、水を加えたほうだけが青むらさき色になった。この結果から何が分かりますか。
- 青むらさき色に変わったのは、デンプンが残っているしるし
- だ液を加えたほうは色が変わらなかったので、デンプンが分解された
答え: だ液にはデンプンを分解するはたらきがある
つまずきやすいところ
消化酵素は、どの養分にも同じようにはたらくと思ってしまう
アミラーゼはデンプン、ペプシンはタンパク質というように、決まった養分にしかはたらきません
肺動脈には動脈血が流れていると思いこんでしまう
肺動脈には、全身から集められた酸素の少ない静脈血が流れています。名前と血液の種類は一致しません
たしかめ方
- 実験で、水を加えた方(対照)と結果を比べ、だ液を加えた方だけに変化があるかを確かめます。
- 血液の流れを図にかき、心臓→肺→心臓、心臓→全身→心臓の2つの道すじが正しくかけているか確かめます。