説明的文章では、論の展開と根拠の妥当性を読み取ります。文章全体を序論・本論・結論に分け、対比や因果関係、帰納・演繹などの論理の型に注目します。
だいじな考え方
- 文章全体を「序論・本論・結論」に分ける組み立てを三段構成といいます。主張を支える具体的な事実やデータを根拠といいます。
- 2つのものを比べてちがいを明らかにする書き方を対比、原因と結果の関係を因果関係といいます。
- 多くの具体例から一般的なきまりを導く考え方を帰納、一般的なきまりから個別のことを導く考え方を演繹といいます。
- 筆者が問いを立てて読者に考えさせる書き方を問題提起、あえて反対の立場を示すことを反論といいます。具体と抽象のうち、個々の事例にあたるのは具体です。
具体例と、それをまとめた考え(抽象)の関係を見る。
やりかた
- 文章を序論・本論・結論に分ける
- 具体例(具体)と、それをまとめた考え(抽象)を見分ける
- 帰納(具体→一般)か演繹(一般→具体)かを判断する
- 根拠が主張を支えているか、飛躍がないか確かめる
れい
問題: 「カラスもハトもスズメも空を飛ぶ。だから、鳥は空を飛ぶ生き物だ。」の考え方を答えなさい。
- 個別の例(カラス・ハト・スズメ)から始まっている
- それらをまとめて「鳥は」と一般化している
- 具体例から一般的なきまりを導いている
- これは帰納の考え方
答え: 帰納
つまずきやすいところ
帰納と演繹を反対に覚える
具体例から一般を導くのが帰納、一般から個別を導くのが演繹です
対比を、単なる別の話題の説明だと思ってしまう
対比は、ちがいを際立たせるために意図して並べられています
たしかめ方
- 根拠から主張までの流れを声に出して説明し、飛躍(つながらない部分)がないか たしかめます。
- 見つけた具体例が、本当にその段落の主張を支える内容になっているか見直します。