『徒然草』『枕草子』などの随筆を読みます。古語の意味、助動詞の意味、係り結びを組み合わせて、古文を正しく読解する力をつけます。
だいじな考え方
- 古語には、今のことばと形は同じでも意味がちがうものがあります。「つれづれなり」は「手持ちぶさただ」、「ゆかし」は「見たい」という意味です。
- 助動詞は、接続(何形につくか)によって意味が決まるものがあります。「なり」は終止形につくと伝聞、連体形につくと断定の意味になります。
- 「けり」は過去、「む」は推量を表す助動詞です。それぞれの意味を、文脈と合わせて確かめます。
- 係助詞「ぞ・なむ・や・か」があるとき、文末は連体形になります。「こそ」があるときだけ、文末は已然形になります。
「なり」は、上にくる形で意味が変わる。
やりかた
- 助動詞を見つけたら、その上にくる語がどの活用形かを確かめる
- 接続から、助動詞の意味を決める(なり:終止形→伝聞、連体形→断定)
- 係助詞があれば、文末の活用形と対応しているか確かめる
- 古語の意味を、現代語とのちがいに注意して考える
れい
問題: 「かの国のものにあらざるなり。」の「なり」の意味を答えなさい。
- 「なり」の直前の語の形を見る
- 「ざる」は連体形
- 連体形につく「なり」の意味を思い出す
- 連体形接続の「なり」は断定
答え: 断定
つまずきやすいところ
「なり」の意味を、接続を確かめずに答えてしまう
終止形につくか連体形につくかで、伝聞か断定かが変わります
係助詞「こそ」があっても文末を連体形にする
「こそ」のときだけ、文末は已然形になります
たしかめ方
- 助動詞の直前の語を活用させてみて、どの活用形になっているか確認します。
- 文末の活用形と、文中の係助詞が対応しているか、もう一度見比べます。