マグマのねばりけと火山・火成岩の関係、そして地震の波の伝わり方を学ぶ単元です。
だいじな考え方
- マグマのねばりけが強いほど、火山はドーム状の形になり、はげしく爆発的にふん火します。ねばりけが弱いほど、傾斜がゆるやかな形になり、おだやかに溶岩を流します。
- マグマが冷え固まった岩石を火成岩といいます。地表近くで急に冷えた火山岩は、大きな結晶(斑晶)と細かい粒(石基)からなる斑状組織になります。地下深くでゆっくり冷えた深成岩は、すべての結晶が大きく成長した等粒状組織になります。
- 地震が起こると、伝わる速さのちがう2つの波が届きます。速く届き小さなゆれを起こすP波と、おくれて届き大きなゆれを起こすS波です。P波が着いてからS波が着くまでの時間(初期微動継続時間)は、震源からのきょりに比例します。
- 震度はその場所でのゆれの大きさ、マグニチュードは地震そのものの規模を表す値で、1つの地震にマグニチュードは1つですが、震度は場所ごとにちがいます。
初期微動継続時間は、震源からのきょりに比例する。
やりかた
- マグマのねばりけから、火山の形とふん火のしかたを考える
- 岩石の見た目(斑状か等粒状か)から、火山岩か深成岩かを見分ける
- 初期微動継続時間を求め、きょりが分かっている地点と比べる
- 比例の関係を使って、求めたい地点の震源からのきょりを計算する
れい
問題: 震源から40kmの地点Aでは、初期微動継続時間が5秒だった。震源から80kmの地点Bでは、初期微動継続時間は何秒になると考えられますか。
- 初期微動継続時間は、震源からのきょりに比例する
- きょりが40kmから80kmへ2倍になっている
- 時間も2倍になると考えられる
- 5×2=10
答え: 10秒
つまずきやすいところ
震度とマグニチュードを、同じ意味だと混同してしまう
マグニチュードは地震の規模(1つの地震に1つの値)、震度は各地でのゆれの大きさです
ねばりけの弱いマグマの火山ほど、はげしく爆発すると思ってしまう
反対です。ねばりけの強いマグマほど爆発的で、弱いマグマはおだやかに流れます
たしかめ方
- 求めた時間や距離を、もとの比例の関係式(きょり=一定の数×時間)にあてはめ直して確かめます。
- 岩石のスケッチを見て、大きな結晶だけか、大小の結晶が混じっているかで、深成岩・火山岩の判断を確かめます。