花のつくりをもとに、種子植物・シダ植物・コケ植物のなかまに分ける単元です。
だいじな考え方
- 花は、外側からがく・花弁・おしべ・めしべの順についています。めしべの根もとのふくらみを子房、その中にある粒を胚珠といい、胚珠が受粉後に種子になります。
- 種子植物は、胚珠が子房に包まれている被子植物と、子房がなく胚珠がむき出しの裸子植物(マツなど)に分かれます。
- 被子植物は、子葉が2枚で葉脈が網目状(網状脈)、根が主根と側根からなる双子葉類と、子葉が1枚で葉脈が平行(平行脈)、根がひげ根の単子葉類に分かれます。
- 種子をつくらない植物もあります。シダ植物は胞子でふえ、根・茎・葉の区別があり維管束があります。コケ植物も胞子でふえますが、根・茎・葉の区別がなく維管束もなく、体の表面全体で水を吸収します(仮根は体を固定するだけです)。
分類は、子房の有無→子葉の数→維管束の有無、の順にたどると整理できる。
やりかた
- 種子をつくるかどうかを確認する
- 種子をつくるなら、胚珠が子房に包まれているか(被子植物)、むき出しか(裸子植物)を見る
- 被子植物なら、子葉の数と葉脈・根の形で単子葉類か双子葉類かを見分ける
- 種子をつくらないなら、維管束の有無でシダ植物とコケ植物を見分ける
れい
問題: ある植物は、子葉が1枚で、葉脈が平行に通っている。この植物は何類ですか。
- 種子植物で、子葉が1枚なので単子葉類の特ちょう
- 葉脈が平行であることも、単子葉類の特ちょうと合っている
答え: 単子葉類
つまずきやすいところ
裸子植物には花がさかない、または胚珠がないと思ってしまう
裸子植物にも胚珠はありますが、子房に包まれずむき出しになっています
コケ植物の仮根を、水を吸い上げる根と同じはたらきだと思ってしまう
仮根は体を地面に固定するだけで、水は体全体の表面から吸収します
たしかめ方
- 分類した結果を、子葉の数・葉脈・根の形の3つの特ちょうすべてで見直し、矛盾がないか確かめます。
- 迷ったときは、種子をつくるかどうかから順に、分類の手順をもう一度たどり直します。