漢字を一字ずつ覚えるのではなく、意味のかたまりとして覚え、辞書で確かめられるようにする単元です。四字熟語や慣用句の意味も、ここでまとめて扱います。
だいじな考え方
- 熟語は、一字ずつの意味を足すと、だいたいの意味が見えます。「一長一短」なら「一つの長所」と「一つの短所」で、長所も短所もある、となります。
- 二字熟語には組み立て方の型があります。似た意味を重ねる(豊富)、反対の意味を重ねる(明暗)、上が下を修飾する(急流)、下から上へ返って読む(読書=書を読む)の4つを知っておくと、初めて見た熟語も読み解けます。
- 音読みは中国から来た読み方、訓読みは日本語の意味をあてた読み方です。訓読みで意味が分かるなら、その字の意味はそれです。
- 辞書は、意味を調べる道具であると同時に、その語がどう使われるか(用例)を確かめる道具です。
知らない熟語は、まず一字ずつに分けてみる。
やりかた
- 熟語を一字ずつに分ける
- それぞれの字を訓読みしてみて、意味を思い出す
- 4つの型のどれかに当てはめて、意味をつなぐ
- できた意味を、辞書で確かめる
れい
問題: 「有言実行」の意味を答えなさい。
- 「有言」と「実行」に分ける
- 有=ある、言=いうこと。あわせて「言ったことがある」
- 実行=実際に行う
- つなぐと「言ったことを、実際に行う」
答え: 言ったことを必ずやりとげること
つまずきやすいところ
「有言実行」を「不言実行」と混ぜてしまう
「不言実行」はだまってやること。「有言」は口に出す点が反対です
熟語の意味を、字面から想像だけで答える
想像でつかんだあと、必ず辞書で確かめる。慣用句は字面と意味がずれるものが多くあります
同じ読みの漢字を、意味を考えずに当てる(「治める」「収める」「納める」)
送りがなと文の意味から決める。国を治める、成果を収める、税を納める
たしかめ方
- できた意味を使って、自分で短い文を1つ作ります。作れなければ、意味をつかめていません。
- 「一長一短な人だ」のように使えない語もあります。用例が作れるかどうかが、覚えたかどうかの分かれ目です。